研修の概要
子ども家庭ソーシャルワーク専門職養成研修
昨今子ども家庭福祉の問題は非常に深刻化、複雑化しており、福祉・医療・行政等さまざまな分野における幅広い見識と、深い理解が必要となってきております。
子ども家庭ソーシャルワークの専門性を高めることを目的として、標記研修会を開催することといたしました。
下記の通り実施いたしますので、ぜひご参加ください。
子ども家庭ソーシャルワークの専門性を高めることを目的として、標記研修会を開催することといたしました。
下記の通り実施いたしますので、ぜひご参加ください。
対象:県内外の児童福祉施設等の職員、県市町村の関係課職員、保育所・幼稚園・認定こども園・小中高等学校ならびに特別支援学校の教職員、里親、その他子ども家庭の福祉・医療・司法等に携わる方
料金:無料
参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加
※ ZOOM参加は、原則 山梨県外の方とさせていただきます。
各回ともに、
・ 現地参加は先着60名様まで
・ ZOOM参加は先着200組まで
・ ZOOM参加は先着200組まで
となります。
会場 : 地域総合子ども家庭支援センター・テラ 研修棟(甲府市伊勢3丁目8-8)
ご希望の研修を下記より選択し、リンク先の申込フォームにて、回毎にお申込みください。
※ 申込フォームへアクセスできない場合は、
terra-kenshu@y-risyou.net へメールにてお申込みください。
※ 本研修は、認定資格「こども家庭ソーシャルワーカー」の指定研修ではありません。
参加を希望する研修を選択してください。
| 第1回 11月9日(日)10:00~12:00 テーマ:「子どものこころの発達と傷つき -トラウマインフォームドケアへ-」 不登校、体の不調、発達障害、うつ、自傷… 子どもがつまずいたとき、大人が知っておくべきことは何か。児童精神科医として幼児期から思春期までの子どもたちに寄り添い続けてきた笠原先生に、事例豊かにその本質についてお話しいただきます。 講師 : 笠原 麻里 氏 (児童精神医学 / 駒木野病院 副院長) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和7年11月2日(日) |
| 第2回 11月29日(土)10:00~12:00 テーマ : 「こどもまんなか社会での養育を考える」 小児科専門医として長年親子に寄り添いつつ、アタッチメント等の研究や子ども虐待問題に取り組まれ、また、平成28年改正「児童福祉法」の実践に向けてその方向性を示した『新しい社会的養育のビジョン』の策定でも中心的役割を果たされた奥山先生に、「こどもまんなか社会」における養育のあり方についてお話をいただきます。 講師 : 奥山 眞紀子 氏(児童精神医学 / 子どもの心のクリニック・テラ 院長) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和7年11月22日(土) |
| 第3回 12月4日(木)10:00~12:00 テーマ : 「子どもの脳の発達とマルトリートメント〜マルトリートメントによる脳への影響と回復へのアプローチ〜」 親から暴言を浴びせられるなどの「マルトリートメント」(不適切な養育)が発達段階にある子どもの脳に大きなストレスを与え、物理的に変形させていることをMRI検査により明らかにした脳科学者、小児科医の友田先生より、マルトリートメントとその影響、それを減少させてゆくための支援のあり方についてお話しいただきます。 講師 : 友田 明美 氏(小児神経科医 / 脳科学 / 福井大学 教授) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和7年11月27日(木) |
| 第4回 12月9日(火)10:00~12:00 テーマ : 「子ども虐待とトラウマインフォームドケア」 子どもへの支援にあたっては、まずその子たちがこころにケガ(トラウマ)をしているかもしれないことを踏まえて対応することが求められます。児童精神科医としてトラウマインフォームドケアの実践に携われている亀岡先生に、その基本的な考え方や具体的な対応についてお話をいただきます。 講師 : 亀岡 智美 氏(児童青年期精神医学 / 兵庫こころのケアセンター 副センター長) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和7年12月2日(火) |
| 第5回 12月17日(水)10:00~12:00 テーマ : 「虐待・ネグレクトが乳幼児のアタッチメント形成に与える影響と支援の大枠」 不適切な養育や虐待を受けた子どもとその家庭への支援において、アタッチメントは重要な理論的基盤の一つです。その実証的研究の中核を担われる青木先生から、アタッチメントの人間発達における意味とその不全がもたらす影響についてお話をいただきます。 講師 : 青木 豊 氏(精神医学 / あおきメンタルクリニック 代表) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和7年12月10日(水) |
| 第6回 1月23日(金)13:30~15:30 テーマ : 「子どものウェルビーイングと子どもアドボカシー」 令和4年改正「児童福祉法」において意見表明等支援事業が法定化されました。子どもひとり一人の年齢、発達段階、状況によって必要な意見表明等支援は異なり、子どもたちからは話が合う、波長が合うと感じられる人、真剣に向き合ってくれる、信頼できる人に話をしたいという声が聞かれていますが、そのやり取りには専門性が求められます。我が国の子どもアドボカシー活動を牽引されてきた相澤先生に、この支援の意義と取り組みの実際についてお話しいただきます。 講師 : 相澤 仁 氏(子ども家庭福祉学 / 山梨県立大学大学院 特任教授) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和8年1月16日(金) |
| 第7回 2月7日(土)13:30~15:30 テーマ : 「複雑性PTSDの臨床:その後の長いケア」 虐待などによる深刻なトラウマ(こころの傷)は自然治癒が極めて困難で、心身に大きなマイナスの影響が生じます。それを癒すには「トラウマ処理」という治療が必要ですが、そのことは十分に知られていません。長年に亘りその治療に携われている杉山先生より、トラウマの理解とその治療の実際についてお話をいただきます。 講師 : 杉山 登志郎 氏(児童青年精神医学 / 福井大学 客員教授) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和8年1月31日(土) |
| 第8回 2月16日(月)10:00~12:00 テーマ : 「皆んなで紡ごう!虐待予防の地域づくり 〜ストップ!!チャイルド・マルトリートメント、こども虐待と呼ばれる状態になる前に〜」 児童虐待防止法第1条に掲げられている虐待予防の取り組みは、ハイリスク・アプローチからポピュレーション・アプローチへと視点を拡げ、今や在宅支援の中心として位置づけられています。大分県中津市で「顔の見える切れ目のない子育て支援」を目指し、母子保健と子育て支援を連動させたネットワークづくり(「中津方式」)に取り組まれた井上先生より、地域における虐待予防についてお話をいただきます。 講師 : 井上 登生 氏 (小児科学 / 中津こどもメディカルスーパーバイザー) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和8年2月9日(月) |
| 第9回 3月6日(金)10:00~12:00 テーマ : 「パーマネンシー保障のための家庭支援とは~地域が大きな家庭となるために~」 子ども家庭支援の実践や施策を担うそれぞれの実務者は、どこに向かって、どのような役割を果たしていくべきか。その共通の指針となりうる理念が「パーマネンシー」です。子どもの将来を見越し、ケアの局面が変わったとしても「つながり」を途切れさせないシステムをいかに構築するか。畠山先生より日本、アメリカ、フランスにおける比較研究の観点からお話をいただきます。 講師 : 畠山 由佳子 氏(子ども家庭福祉学 / 関西学院大学 教授) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和8年2月27日(金) |
| 第10回 3月25日(水)13:30~15:30 テーマ : 「特論:社会的養育の将来展望」 子ども虐待における支援では、臨床心理学的な理解が不可欠です。虐待体験が子どもに及ぼす心理的影響、虐待をしてしまう親の心理分析を長年実証的に検討、研究され、数多くの提言をされてきた西澤先生に、我が国における社会的養育の課題と今後のあり方についてお話しいただきます。 講師 : 西澤 哲 氏(臨床心理学 / 臨床福祉学 / 山梨県立大学大学院 特任教授) 参加方法:現地参加 もしくは ZOOM参加 申込締め切り : 令和8年3月18日(水) |
